トップメッセージ

共に学び、共に成長する

皆様は、何かが思うように上達せずにもどかしい思いをしたことはありませんか?私は、スポーツがうまくならず苦労したことがあり、その際自らの携帯・スマートフォンでの開発経験から「スマホアプリでうまくなれないか?」と考えて、HowToアプリを多数リリースしたことがあります。この経験から、二つの学びがありました。

一つは、動画を見て学べるアプリとはいっても、見るだけ・先生→生徒への一方向では上達は難しく、双方向でのコミュニケーションがあってこそ上達するということ。もう一つは、卓越した技術・知識を持った指導者ですら時間に追われ、生活もギリギリという状況を目の当たりにしたことでした。

この二つの学びを活かし、変革できるようなサービスをリリースし、良き指導者をサポートしたい。そんな思いで、TOMODYを創業しました。

社名は「共に学び、共に成長する」という理念にちなんで、”トモに(TOMONI)”の”TOMO”と”学び(STUDY)”の”DY”をつなげて”TOMODY”と名付けました。

指導者とは人を成長させる立場にあるものですが、教えることを通して、実は指導者自身が生徒以上に成長していると私は考えています。人に教えるためには物事を完璧に理解し、理論付け、そして的確に伝える必要があるからです。

学ぶ人だけでなく、指導者も並行して成長できる。我々は、そんなプラットフォームを提供したいと考えています。

配信プラットフォームの可能性

創業当初は、スポーツを中心とした双方向オンラインレッスンサービスの展開から事業をスタートしました。しかし、それをリリースした矢先に世界はコロナ禍に見舞われ、オンラインレッスンは誰もが知り、多数の方が経験するものとなりました。

指導者の中にもコロナの影響で対面レッスンができない方が多数出る中、我々もオンラインレッスンでのサポートを行ってきましたが、そこで直面したのは「リアルタイム配信」の難しさでした。

まず顕著だったのは、場所と機材の問題でした。そこで、配信・動画撮影専用のスタジオをオープンしました。すると、そのスタジオの運用を通して、指導者だけでなく企業の発表の場やエンタメ事業での対談等でもスタジオ利用へのニーズが高いことがわかってきました。その後も、できるだけ低価格で期待に応えられるよう配信サポートを続けています。

そうした中で気づいたのは、配信専用スタジオを作っても配信トラブルは絶えず、専門性も必要であり、準備・片付けに多くの時間がかかってしまうなど、映像配信には機材や場所では解決できない難しさがあるということでした。双方向での映像配信は、大きな可能性を秘めていながらも、簡単にできるものでは到底なかったのです。さらに突き詰めれば、それは人手と機材に高額な費用がかかるということにもなります。

この課題を解決するため、私の経験であるITの力を活かし、より簡単・安価にプロのような映像配信を可能にしたいという強い思いを抱き、配信プラットフォームの開発を行うことを決心しました。

今後は「S/W配信プラットフォーム事業」を基盤に、より手軽にトラブルなく配信できる「配信専用スタジオ事業」、そしてこれらを利用した「オンラインレッスン事業」の3つの事業を通して、世の中の優秀な指導者・演者の皆様を支えていく所存です。

2022年1月
株式会社TOMODY
代表取締役 CEO
冨森 健史